本製品のご利用にあたって
           〜 Windows 2000 補足説明 〜

このファイルでは、本製品に添付のマニュアルでは説明していない機能や、本製品
のご利用上の注意事項について説明します。

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1.ハードウェアおよびデバイスドライバ関連情報


1.1 「ServicePack」について

  Service Packは、Windows 2000出荷以降に発見された問題を改善および修正する
 ための更新プログラムを集めたものです。

 Service Packを一度インストールすると再インストールは不要です。

 次のアドレスではService Packについての最新情報などを提供しています。
 定期的にアクセスしてください。 

 ●Service Packの最新情報
  http://www.microsoft.com/japan/windows2000/downloads/servicepacks/sp4/

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1.2 ビデオオーバーレイ機能について

  画面モードを多色高解像度、高いリフレッシュレートなどに変更してご利用の
 場合、ビデオオーバーレイ機能が使用できない場合があります。このためDVD
 プレーヤ、メディアプレーヤまたはビデオキャプチャアプリケーションなどが正
 常に動作しない場合があります。このような場合は、色数、解像度及びリフレッ
 シュレートをより低いものに変更してご使用ください

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1.3 Userenvのエラーイベント(ID:1000)について

  初回起動後のログオフ、再起動あるいはシャットダウンにて、Userenvのエラー
 イベント(ID:1000)が記録される場合がありますが、移動プロファイル機能やその
 後の動作には影響ありません。

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1.4 PS/2接続のデバイスを使用する場合の注意

  USB接続のキーボードをお使いの場合で、PS/2接続のデバイスを使用する時には、
 次の手順で「i8042prt.sys」を有効にする必要があります。

 注意
  ・プログラムを実行する場合は、Administrator権限を持ったユーザで行ってくだ
   さい。
  ・ここでは、「インストール可能OS用ドライバ」が「D:\DRV」にコピーされている
   ことを前提に説明しています。実際と異なる場合は、読み替えてください。

 1 「スタート」ボタン→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプ
   ト」をクリックします。

 2 次のように入力します。

   D: 【Enter】
   CD \DRV\SETENVNX【ENTER】
   PS2KBD.REG【Enter】

 3 レジストリ更新確認のメッセージが表示されたら、「はい」ボタンをクリッ
   クします。

 4 レジストリ更新後、終了のメッセージが表示されたら、「OK」ボタンをクリッ
   クします。

 5 本機を再起動します。

 注意 
  キーボード・マウスを接続し直した時に、キーレイアウトが正しく設定されな
  い場合があります。その場合は、「1.6  キーレイアウトの違うキーボード/マ
  ウスに変更する場合の注意」をご覧ください。

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1.5 USB接続のキーボード/マウスを使用する場合の注意

  PS/2接続のキーボード/マウスをお使いの方で、USB接続のキーボード/マウスに
 変更する場合は、次の手順で 「i8042prt.sys」を無効にする必要があります。

 注意
  ・プログラムを実行する場合は、Administrator権限を持ったユーザで行ってくだ
   さい。
  ・ここでは、「インストール可能OS用ドライバ」が「D:\DRV」にコピーされている
   ことを前提に説明しています。実際と異なる場合は、読み替えてください。

 1 「スタート」ボタン→「プログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプ
   ト」をクリックします。 

 2 次のように入力します。

   D: 【Enter】
   CD \DRV\SETENVNX【ENTER】
   SETENVNX.EXE【Enter】

 3 プログラム開始のメッセージが表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。
 4 プログラム終了後、終了のメッセージが表示されたら、「OK」ボタンをクリッ
   クします。 
 5 本機を再起動します。 

 注意
  キーボード・マウスを接続し直した時に、キーレイアウトが正しく設定されな
  い場合があります。
  その場合は、「1.6  キーレイアウトの違うキーボード/マウスに変更する場合
  の注意」をご覧ください。 

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1.6 キーレイアウトの違うキーボード/マウスに変更する場合の注意

  現在使用しているキーボード/マウスを、他のキーボード/マウスに変更したとき、
 キーボード/マウスが正常に動作しない場合があります。その場合は、次の手順で
 キーボード/マウスの再セットアップを行ってください。

 注意
 ・プログラムを実行する場合は、Administrator権限を持ったユーザで行ってくだ
  さい。

 ・以下の手順は、キーボードを変更する場合について記述しています。マウスを変
  更する場合には、次の手順の「キーボード」を、「マウス」に読み替えて、マウスの
  再セットアップを行ってください。

 1 「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」をクリックします。

 2 「キーボード」をダブルクリックします。

 3 「ハードウェア」タブをクリックし、「プロパティ」ボタンをクリックします。

 4 「ドライバ」タブをクリックします。

 5 「ドライバの更新」ボタンをクリックします。

 6 「デバイスドライバのアップグレードウィザード」が表示されたら、「次へ」
   ボタンをクリックします。

 7 「このデバイスの既知のドライバを表示して、その一覧から選択する」を選択
   し、「次へ」ボタンをクリックします。

 8 「このデバイス クラスのハードウェアをすべて表示」を選択します。

 9 「モデル」からキーボードを選択し、「次へ」ボタンをクリックします。

 10 「次へ」ボタンをクリックします。

 11 「完了」ボタンをクリックします。

 12 本機を再起動します。

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1.7 USB接続のキーボードを使用する場合の注意

  USB接続のキーボードをご使用の際、「スタート」ボタン→「設定」→「コント
 ロールパネル」→「管理ツール」 →「コンピュータの管理」→「システム情報」
 →「コンポーネント」→「問題のあるデバイス」に 「101/102 英語キーボードま
 たは、Microsoft Natural PS/2キーボード」または 「PS/2 互換マウス」が表示さ
 れる場合がありますが、表示のみの問題であり、USB接続のキーボードの動作には
 問題ありません。 

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1.8 WMIコントロールのプロパティについて

  WMIコントロールのプロパティで、正しいプロセッサ名称が表示されずに「不明
 なIntel P6プロセッサ」または「不明なIntelプロセッサ」と表示される場合があ
 りますが、表示だけの問題であり動作に影響はありません。

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1.9 スタンバイまたは休止状態にする場合の注意

 ・フロッピーディスクや CD-ROMがセットされている状態で、休止状態から復帰す
  ると、正しく復帰できずにフロッピーディスクやCD-ROMから起動してしまうこと
  があります。休止状態にする場合には、フロッピーディスクやCD-ROMを抜いてか
  ら休止状態にするようにしてください。

 ・「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」→「管理ツール」→
  「コンピュータの管理」→「記憶域」→「リムーバブル記憶域」を参照した後
  に、スタンバイまたは休止状態にしようとした場合、次のメッセージが表示さ
  れてスタンバイまたは休止状態にならない場合があります。

 ・「リムーバブル記憶域マネージャはシステムの休止状態または中断の要求を拒
  否しました。いくつかのアプリケーションでこのサービスへの使用中の接続が
  あります。システムを休止状態または中断しようとする前に、このサービスを
  使用している ”リムーバブル記憶域の管理”MMCスナップインを含むすべての
  アプリケーションを閉じてください。」

  このような場合には、「OK」ボタンをクリックし、メッセージを閉じた後、5〜
  10分程お待ちになってからスタンバイまたは休止状態を利用してください。

 ・スタンバイ状態、または休止状態から復帰後、接続しているUSBキーボード/USB
  マウスが動作するまでに時間がかかることがあります。
  スタンバイ状態から復帰する場合、次の「・USBキーボードの設定」、または
  「・USBマウスの設定」のどちらかの設定を変更することにより、この現象は発
  生しなくなります。

  注意 
   以下の手順6で「このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を元に戻
   すことができるようにする」にチェックを付けた場合、スタンバイ状態での
   消費電力が増加します。 

  ・USBキーボードの設定

   1 「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」をクリックし
     ます。
   2 「キーボード」をダブルクリックします。 
   3 「ハードウェア」タブをクリックします。 
   4 使用しているUSBキーボードの名前を選択し、「プロパティ」ボタンをク
     リックします。

    USBキーボードの名前の例:

     NEC 109日本語USBキーボード(バスパワードハブ付き) 
     NEC 109 USB Small Keyboard 
     NEC 109 Japanese USB Keyboard with Bus-Powered Hub 

   5 「電源の管理」タブをクリックします。 
   6 「このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を元に戻すことがで
     きるようにする」にチェックを付け、「OK」ボタンをクリックします。

  ・USBマウスの設定

   1 「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」をクリックし
     ます。 
   2 「マウス」をダブルクリックします。 
   3 「ハードウェア」タブをクリックします。 
   4 使用しているUSBマウスの名前を選択し、「プロパティ」ボタンをクリッ
     クします。

    USBマウスの名前の例:

     HID準拠マウス 

   5 「電源の管理」タブをクリックします。 
   6 「このデバイスで、コンピュータのスタンバイ状態を元に戻すことができ
     るようにする」にチェックを付け、「OK」ボタンをクリックします。

    USBデバイスを接続したままの状態で、スタンバイ状態、または休止状態に
    した場合、スタンバイ状態、または休止状態から復帰後に「デバイスの取
    り外しの警告」が表示されることがあります。

    注意
     この現象以外で、使用中のUSB接続機器が動作しなくなる、もしくは認識
     しないなどの現象が発生する場合は、一度USB機器を抜き差しして再接続
     するか、スタンバイ状態、または休止状態にする前にUSB機器を取り外す
     ようにしてください。

   7 USBデバイスが使用中でないことを確認し、タスクトレイの「取り外し」
     アイコンをクリックします。 
   8 表示されたUSBデバイスを選択し、「停止」ボタンをクリックします。

    表示されるUSBデバイスの例:

     NEC USB Floppy 

   9 「ハードウェアの取り外し」の画面が表示されたら、「OK」ボタンをクリッ
     クします。
   10 停止させたUSBデバイスを本体から取り外します。 

   再度、USBデバイスを使用する場合は、スタンバイ状態、または休止状態から
   復帰後にUSBデバイスを再接続してください。

 ・スタンバイ/休止状態を使用する際は、ネットワークドライブのウインドウをあ
  らかじめ閉じておいてください。
  ネットワークドライブのウインドウを開いたままスタンバイ/休止状態に移行す
  ると、スタンバイ/休止状態から復帰後に、次のようなエラーが表示され、ネッ
  トワークドライブが切断される場合があります。

 ・「(共有ドライブ名)を(共有フォルダ)に再接続するときにエラーが発生しま
  したMicrosoft Windows Network ローカル デバイス名は既に使用されています。
  この接続は復元されませんでした。」 

  このエラーが表示された場合は、「OK」ボタンをクリックしてください。
  その後、ネットワークドライブに再接続する場合は、ネットワークドライブの
  ウインドウを一度閉じてから、再度マイコンピュータからネットワークドライ
  ブを開きなおすか、ネットワークドライブのウインドウのメニューバーから「
  最新の情報に更新」を実行してください。 

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1.10 自動操作によるスタンバイ状態からの復帰について

  タイマ、LANの自動操作によるスタンバイ状態からの復帰を行った場合、本体は
 スタンバイ状態から復帰しているのに、ディスプレイには何も表示されない状態
 になることがあります。この場合、マウスを動かすかキーボードのキーを押すこと
 によってディスプレイが正しく表示されます。

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1.11 Windows 2000起動時のシステムログについて

  Windows 2000を起動時に、下記エラーイベントを数回記録する場合があります
 が、動作には問題ありません。

  <警告イベントログ>

   イベントID:9
   ソース  :atapi
   種類   :エラー
   説明   :デバイス \Device\Ide\IdePort0 はタイムアウト期間内に
         応答しませんでした。

   イベントID:11
   ソース  :atapi
   種類   :エラー
   説明   :ドライバは \Device\Ide\IdePort0 でコントローラ
         エラーを検出しました。

   イベントID:2004
   ソース  :PerfNet
   種類   :エラー
   説明   :サーバーサービスを開けません。
         サーバーパフォーマンスデータは返されません。
         戻されたエラーコードはデータ DWORD 0 にあります。

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1.12 大容量メモリを搭載したときのページングファイルについて

  大容量のメモリを搭載した機種では、ページファイルがCドライブに格納しきれ
 ずDドライブに格納される場合があります。このような機種ではDドライブへのフォー
 マットやパーティションの削除は行わないでください。
 Dドライブへのフォーマットやパーティションの削除を行う場合は、次の方法でペー
 ジファイルの格納場所/サイズを確認後、本機添付の『活用ガイド 再セットアッ
 プ編』をご覧になり、Cドライブのパーティションのサイズを大きくしてページファ
 イルがCドライブに格納されるように再セットアップしてください。

 1 「スタート」ボタン→「設定」→「コントロールパネル」をクリックします。 
 2 「システム」をダブルクリックします。 
 3 「詳細」タブをクリックし、「パフォーマンス オプション」ボタンをクリッ
   クします。
 4 「変更」ボタンをクリックします。 
 5 「仮想メモリ」の画面で確認します。 

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1.13 Hotfixをインストールする場合の注意

  Hotfixのインストール後、最も空き領域の大きいパーティションに「TEMP」フォ
 ルダが作成されている場合があります。
 このフォルダはHotfixが作成したフォルダであり、インストール後に必要になる
 ことはありません。
 このフォルダを別の目的で使用していない場合は、「TEMP」フォルダを削除して
 ください。使用しているか不明な場合は、削除せず残しておいても動作上問題あ
 りません。 

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2.アプリケーション関連情報


2.1 OutlookExpress 関連情報

 OutlookExpressの設定を行う際に、インターネット接続ウィザードでメールアカ
 ウントの設定を行った場合は、メールの送受信ができないことがありますので、
 次の手順で行ってください。

 1 Outlook Expressを起動します。 
 2 メニューバーの「ツール」→「アカウント」をクリックします。 
 3 「メール」タブをクリックし、「プロパティ」ボタンをクリックします。 
 4 「接続」タブをクリックします。 
 5 「このアカウントには次の接続を使用する」をチェックし、接続先を選択します。
 6 「OK」ボタンをクリックします。 
 7 「閉じる」ボタンをクリックします。